パエリア
一昨日に続き、香り米の話。
タイのジャスミン米とも呼ばれます。
香り米は玄米の原種だそうです。
紀元前4世紀から栽培されていたそうですが、
標高が高く昼夜の気温差の大きい地域で栽培したほうが香りが強いのだそうです。
植物自体も香りがあり、出穂後30日を経過すると徐々に香りが薄くなります。
また、香りは米粒の外側に多く分布しているので
精白すると香りが弱まってきます。
雑穀がその特性の強いものを外側に持っているのと同じですね。
私は香りが強いものが好きなのですが
”臭い”と感じる方もいらっしゃるでしょう。
ナッツの香りまたは小豆に煮た香りという方もいらっしゃいます。
それでも独特の食感を生かした香り米を使った料理は美味しいものです。
ハーブ、カレー粉などを加えるなどして
工夫して使われるといいですね。
さて、香り米はパエリアやピラフにも向いています。
魚介の旨味をたっぷり吸い、
さらっとした食感が美味しいですね。